モノクロ好き

唄平

2025年01月30日 21:38

朝、いつものように珈琲を淹れる
朝日が出窓を通して射し込んで来る
ふと太陽を見ると、右端から昇っていた太陽がいつの間にか裏山の高い所から昇ってきていた
年が変わったと思っていたら、もう一月も終わる
カーテンの模様が影になって写る
絵になっているな、影の黒の濃淡がいい
写真を撮っていて思い出した
私のライフワークで日本を写すなら、今、日本の経済を支える物流はトラック
だからトラックを写していたら日本が表現できるとして、夜、トラックステーションを写しにいっていた
新東名ができて、一度だけ友達を連れて一緒に PA に写真を撮りにいった
すると友達は連なるトラックのノコギリの歯のような形になった影を撮影した
私は、影からトラックを表現する感性が無かったから、友達の鋭い新鮮な感性に打たれた
だから
カーテンの連なる影に、その時の事を思い出したのだ。

鳥羽 卓也

昇り始めた太陽


カーテンの影




最近、トラックを撮らなくなったのは
トラックが近代化して、人間味が無くなってきたからだ
私が撮影にトラックステーションに通った頃は、もちろんフイルム時代だが
トラック(商用車)にはクーラーなど付いていなくて、
夏はトラック運転手が窓から足など出して寝ていた、そしてトラックも派手なデコトラにして粋がっていた
ナビなど無い頃だから、窓に道路地図が挟まれていた。
・・・

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